茨城県教育委員会は、県内全ての公立小学校など469校で、中学校のように各教科を専門の教師が教える「教科担任制」を4月から導入する方針を決めた。対象となる学年は小学5、6年生。県教委によると、県内全ての公立小で導入するのは全国初という。
各学校に配置(派遣)する教員数は計266人。内訳は理科が84人、英語77人、算数75人、音楽や社会などその他の教科が30人(19日現在)。中学校教諭の免許を持ち、小学校での勤務経験がある教員や、再任用教員を配置し、各教員は1学級につき週2~5時間の授業を担当する。拠点の学校から近隣の学校に派遣することもあるという。
教科担任制をめぐっては、文部科学相の諮問機関・中央教育審議会(中教審)が1月に、2022年度から本格導入することを提言した。県は11年度から一部で導入を開始。各市町村につきモデル校を1校設置し、翌年度から教科と学校数を拡充してきた。
20年度は県内の小学校で希望…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル